主人はタラコ唇
阪神の話題は、明日かくとして、主人って人の顔のことはイジルくせに
自分の顔のことを言われると、ブチ切れるんよ。
冗談が通じない男なんです。
昔まだ新婚のときって、まだそんなにお互いのこと知らないじゃないですか。
なので、どんなことで怒るとかわからなかった。
主人の顔みて、いつも「タラコ唇だなぁ....」と思っていた。
そしてある日、焼きタラコを食卓に出した。
自分の分と主人ので1本づつ。
2つタラコを手にとって、私の唇に、タラコを当てて、
ほら、みて。タラコ唇~
主人は笑わず、無言だった気がする。
その時に悟ればよかったのですが、
調子にのった私は、
このタラコ、もうあと1センチ太かったら、あんたの唇やな。
と言ったら
箸が飛んできた。
そんな、ふとないわっ!!!!●ピー発言、●ピー発言!
ものすごい形相で、ピー発言連発。
ピーの中身は、こ〇すぞ!て。
はぁ?何怒ってるん。
そんな太いタラコがこの世にあるんか!あほがっ!ぼけ!●ぴー●ぴー(ありとあらゆる、アホやの、カスやの暴言を発する)
そして足蹴りされる。頭に。
数年後......。
唇の太い格闘家の格闘技を見ていた。
私もアホだから、その昔のことを思い出して言わなければいいのに、
ぼ~と考えもなしに、
この人ものすごいタラコやな。殴られて倍に膨れ上がってるわ。
無言の主人。
こんなタラコの人とキスするの、いややわ~。
はっ!(なんかの気配を感じる)
何を言われたか忘れたけど、ビール缶(中身まだ入ってた)のが頭に飛んできた!
言い合いの大喧嘩に発展!
そこから殴る蹴るの暴力。
あなたぁ。涙~ごめんね、ごめんね、
じゃない私。
腕に噛みつき、主人の髪を引っこ抜き、応戦!
主人が最後、音を上げ
すげぇ女やな!お前は!
と吐き捨て出て行った。
それがあって
主人には「タラコ唇」とゆう禁止ワードを言ってはいけないんだな、と知った。
食卓にタラコを出すたび思い出すわ。